Chromebook linux(crostini)からSDカード、Googleドライブを見る
chromebook のlinuxオプション機能(crostini)は、SDカード(microSDカード)やGoogleドライブを見ることができる。 「ファイル」アプリでちょっと変更するだけ。(「設定」アプリではない。なお、ChromeOS GUIの右クリックは「Alt」キーを押しながらクリックだ)
linuxコンテナ(penguin)の前に、まず親のChromeOSでどう見えるかというと、SDカードは/media/removableの下にマウントされる。
localhost ~ # df /dev/mmcblk1
Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on
/dev/mmcblk1 3858432 1024 3857408 1% /media/removable/SD4G
Google Driveは/media/fuseだ。
localhost ~ # df -h /media/fuse/drivefs-*/
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
drivefs 11G 3.0G 7.4G 29% /media/fuse/drivefs-33427e8bxxxxxxxxxxxx0d3dacd7f
ChromeOSから起動されるtermina VM(linuxコンテナの管理サーバにあたる)では、以下のようになっている。
(termina) chronos@localhost ~ $ df -h /mnt/shared/
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
9p 1.9G 572K 1.9G 1% /mnt/shared
(termina) chronos@localhost ~ $ ls -l /mnt/shared/
total 0
drwxr-xr-x 3 root root 60 Jul 7 12:12 GoogleDrive
drwxr-xr-x 3 root root 60 Jul 7 12:12 removable
「9p」というのは、NFS/CIFSの親戚?で「9protocol」というらしい。今はGoogleにいる、unixの開発者が作ったOS「plan9」(B級SF映画のタイトルからつけられた)の技術の一つ。Crostini(イタリア料理の一種からつけられた)を構成するパーツにつけられた、コンシェルジュとかソムリエ(フランス語のホテル・レストラン関係の職種からつけられた?)とかのネーミングはおそらくこの人たちの仕業と思われる。親であるChromeOS上で「9p」をしゃべるサーバプログラムの名前は「9s」(9 server)らしい。
linuxの容量が足りない場合、removableの下にマウントしたSDカード(removable)か、インターネット越しのGoogle Driveを利用するしかない。/usr/を増やすことはできないので、アプリを増やす用途だと難しい。ビルド作業用など/home、/work的な用途のみ。
termina VMのrootがとれないのと、penguinコンテナのrootはエセrootなので、loopマウントなどの回避策が使えない。 セキュアなんだろうが不便だ。 コンテナをSDカードの中に作れるオプションがほしい。